キャリアパスポートの保護者コメント、何を書いたらいいか迷いますよね。
でも大丈夫。
書き方のポイントと、すぐ使える例文があれば、サクッと書けちゃいます。
大切なのは、がんばった姿を具体的に認めることと、おうちでの様子も含めてあたたかく伝えること。
子どもが読むものだからこそ、やさしくて前向きな言葉がいちばん響くんですよね〜!
この記事では、キャリアパスポートの書き方に悩む保護者の方や、
一年を振り返るコメントに困っているおうちの人に向けて、すぐ使えるヒントをたっぷり紹介しています。
書き方やコメント例がひと目でわかるようにまとめてあるので、時間がない方にもぴったり。
このあとで、じっくり使える内容をたっぷり紹介しているので、必要なところから読んでみてくださいね。
キャリアパスポートの書き方と保護者コメントの例文
キャリアパスポートの書き方と保護者コメントの例文についてご紹介していきます。
学校生活の集大成ともいえる「キャリアパスポート」は、子どもの成長を見守る保護者にとっても大切な記録です。
ここでは、コメントの書き方や伝え方のコツ、例文までたっぷりと紹介しますよ〜!
①キャリアパスポートとは何かを簡単に理解しよう
キャリアパスポートとは、文部科学省が推進している教育ツールで、子ども自身が「自分の成長」や「将来の目標」について記録していくノートです。
項目 | 内容 |
---|---|
目的 | 自己理解の促進、キャリア形成の支援 |
対象 | 小学生・中学生・高校生 |
内容 | 学びの記録、将来の夢、保護者コメントなど |
使用時期 | 年度末や進級前のタイミングが多い |
②書き方の基本ステップとポイントを紹介
保護者が書くキャリアパスポートのコメントは、構える必要はありません。
以下の3ステップで考えるとスムーズに書けますよ!
【基本ステップ】
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成長したことを具体的に書く
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努力や変化を認める
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これからも応援していることを伝える
【コメントの書き方のポイント】
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漢字や難しい言葉は避けて、子どもが読んでわかる言葉を選びましょう。
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否定的な言葉はNG。必ず前向きな表現に!
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「〇〇ができるようになったね!」など、変化に注目。
コメント欄は狭いので、長く書かず、でも心を込めてが大切ですね。
③保護者コメントを書く際の注意点とNG例
せっかくのコメントも、書き方ひとつで逆効果になることもあるので注意が必要です。
注意点 | 内容 |
---|---|
×比較する言い方 | 「お兄ちゃんより上手にできたね」などは避けましょう |
×否定的な言葉 | 「もっと頑張らないとダメ」などはNG |
×評価っぽい表現 | 「100点満点の出来でした」よりも、「がんばっていたね」と伝えて |
-
「前よりはマシになった」
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「もっと真面目にやってほしい」
-
「他の子と違って遅いけど…」
→これらは、子どもの自己肯定感を下げてしまう原因になります。
「あなたらしく成長していて素敵だよ」といった個性を認める表現がベストですよ〜!
④肯定感を高める表現の選び方
子どもに響くコメントは、「できたこと」「頑張っていたこと」を温かく肯定する言葉が中心です。
【おすすめのフレーズ一覧】
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「あなたの優しさが嬉しいです」
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「毎日、よく頑張っているね!」
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「すごい!って思ったよ」
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「前より上手になったね」
-
「いつも見ているよ」
言葉の選び方ひとつで、子どもの顔がパッと明るくなるんですよね〜!
実際、わが家でも「すごいって思ったよ」と伝えるだけで、満面の笑みになったこともありました。
⑤年齢・学年別に見る書き方のコツ
学年が変われば、伝えたい内容や成長のステージも違います。
学年 | コメントのポイント例 |
---|---|
小1〜2 | 「できるようになったこと」を中心に褒める |
小3〜4 | 「継続する力」や「友達との関係」に触れる |
小5〜6 | 「自主性」や「目標に向かう姿勢」に注目 |
中学生 | 「考える力」や「計画性」、「挑戦」について触れる |
高校生 | 「進路への姿勢」「主体性」などの応援を意識 |
⑥文字が苦手な子への配慮とは
低学年や発達段階によっては、子ども自身が「字を書くのが苦手」という場合もありますよね。
そんな時は、以下のような工夫がおすすめです!
【工夫ポイント】
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絵を使って表現してもOK(「がんばったことの絵」など)
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スタンプやシールを貼るのも楽しい演出に
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保護者が代筆して、あとで一緒に読み返す
保護者コメントも、「〇〇ちゃんは、〇〇ができるようになったね!」と短文で伝えるだけでも十分なんです。
私も「自分で準備できるようになったの、すごいね!」ってシンプルに書いたら、先生にも「伝わってますよ」と言ってもらえました!
⑦家庭で話し合う時のアプローチ例
コメントを書く前に、子どもと一緒にこの一年を振り返る時間を持つのが理想です。
会話の中で気づく成長って、本当にたくさんありますからね!
【おすすめの質問例】
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学校で一番楽しかったことは?
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難しかったけど頑張ったことは?
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お友達と協力できたことは?
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来年、どんなことにチャレンジしたい?
これらを参考に、自然な会話の中で子どもの言葉を拾ってコメントに反映すれば、より「その子らしい」言葉になりますよ!
「一年間、いっぱいがんばったね」って、言葉にするだけで、子どもは「ちゃんと見てくれてた」って感じるんですよね〜。
おうちの人からのコメント:一年を振り返る例文集
おうちの人からのコメント:一年を振り返る例文集をお届けします。
ここでは、年齢や学年ごとの発達に合わせた実際に使える例文を集めました。
お子さんの個性にぴったりの言葉がきっと見つかりますよ!
①小学1年生向けの振り返り例文
コメント例 |
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はじめての小学校生活、毎日元気に通ってえらかったね! |
朝の支度も自分でがんばれるようになって、すごい成長を感じたよ。 |
お友達の名前をたくさん覚えてきたのを聞いて、嬉しかったよ。 |
宿題もがんばって取り組めていたね。えらいぞ〜! |
入学してからずっと、明るい笑顔で頑張る姿を見て、毎日うれしかったよ。 |
私の子も、入学式の日の小さなランドセル姿が忘れられません…!成長って、あっという間ですよね〜。
②小学2年生向けの振り返り例文
コメント例 |
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自分から宿題に取り組めるようになって、びっくりしました!成長してるね。 |
お友達に優しく声をかけていたと聞いて、あたたかい気持ちになったよ。 |
音読がとっても上手になったね。毎日聞くのが楽しみだったよ。 |
縄跳びの練習、あきらめずにがんばっていたね。よくやったよ! |
自分で考えて行動することが増えて、頼もしくなってきたな〜と思っているよ。 |
親から見ても、小さな自立が始まる年…応援の言葉が心の栄養になりますよ♪
③小学3年生向けの振り返り例文
コメント例 |
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新しい勉強もたくさんあったけど、しっかり向き合ってたね。えらい! |
クラスでの係の仕事をきちんとやっていたのを聞いて、感心しました。 |
理科や社会の話をおうちでもしてくれて、勉強が好きなんだなって思ったよ。 |
スポーツ大会では、最後まであきらめずに頑張る姿がまぶしかったです。 |
「〇〇を頑張りたい」って自分から話してくれて、成長を感じました。 |
子どもって、いつの間にかすごくしっかりしてくるんですよね〜。驚きと誇らしさの連続!
④中学生向けの振り返り例文
コメント例 |
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自分の考えをしっかり伝える力がついてきたね。会話も大人っぽくなったね。 |
部活や勉強の両立、大変だったと思うけど、最後まで取り組んでいた姿は誇りです。 |
朝早く起きて自分でお弁当を用意した日もあったよね。すごく感動したよ。 |
人間関係で悩むこともあったけど、それでも向き合っていて本当にえらかったよ。 |
将来について自分なりに考えていたのが伝わってきて、頼もしさを感じました。 |
思春期で言葉にしなくなる時期だからこそ、「見てるよ」「応援してるよ」のメッセージは特別です。
⑤高校生向けの振り返り例文
コメント例 |
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自分で選んだ目標に向かって努力する姿、すごくかっこよかったよ。 |
忙しい中でも、自分のペースを守って取り組めていたね。えらいよ! |
模試の結果に一喜一憂していた姿も、今となっては懐かしいね。 |
人に頼らず自分で考えて動く力がついてきたな〜と感じています。 |
あなたが悩んで出した結論なら、私たちは信じて応援するよ! |
親もドキドキな時期ですが、「大丈夫、見てるよ!」の一言が本当に力になります。
⑥特別支援学級向けのコメント例
コメント例 |
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できることが一つ増えるたびに、私たちはとっても嬉しい気持ちになります。 |
あなたのペースで、毎日少しずつがんばっているのをずっと見てたよ。 |
ひとつのことを丁寧に取り組む姿は、本当にすてきだったよ。 |
学校での楽しいことをたくさん話してくれて、ありがとうね。 |
周りのお友達や先生と関わる機会が増えて、笑顔が増えたね! |
できたこと一つ一つが尊くて、親として本当に胸がいっぱいになる瞬間ばかりです。
⑦子どもの個性に寄り添ったメッセージ例
コメント例 |
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〇〇くんのやさしいところ、家族みんな大好きだよ。 |
こだわりを大切にしている姿は、本当にすてきだなって思ってるよ。 |
〇〇ちゃんの好奇心は宝物だね。これからもいっぱい発見してね! |
自分の考えを大切にするところ、すごく素敵だと思う。 |
〇〇らしさを失わずに、のびのび育ってくれて嬉しいよ。 |
「〇〇らしさ」を認めるコメントって、読んでいる子どももすごく嬉しいんですよね〜。
キャリアパスポートに書くコメントの具体例
キャリアパスポートに書くコメントの具体例まとめを紹介します。
コメントに迷ったときのために、すぐ使えるテンプレートや言い換え表現、表現のコツまでぎゅっと詰め込みました!
子どもへの“心の贈り物”になるような言葉、ここで見つけてくださいね。
①短くても心に響く例文テンプレート
以下のテンプレートをベースにアレンジするだけで、自然で心に残るメッセージが書けますよ。
【テンプレート例】
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「〇〇ができるようになって、成長を感じました。よくがんばったね!」
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「△△にチャレンジしていた姿、とてもかっこよかったよ!」
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「〇〇のことを嬉しそうに話してくれて、楽しんでるんだなって思いました。」
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「あなたのがんばりは、ちゃんと伝わってきたよ。すごいです!」
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「これからも〇〇なあなたを応援しているよ。」
「どこから書いていいかわからない…」という方も、まずはテンプレでOKです!
一言でも、ちゃんと伝わりますからね♪
②子どもが読むことを意識した言葉選び
コメント欄は基本的に「子どもが読む前提」で書きます。
なので、漢字はやさしめに、言葉もやさしく、やわらかく。
【おすすめの表現】
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「がんばってるね」→「よくがんばってるね」
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「えらいね」→「とってもえらいね!」
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「うれしい」→「とっても嬉しい気持ちになったよ」
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「ありがとう」→「助けてくれてありがとうね!」
親としての“気持ち”をそのまま表すと、伝わりやすいですよ。
声をかけるようなつもりで書くと◎!
③努力や成長を認める表現の工夫
ただ褒めるだけじゃなく、「どう頑張っていたのか」に焦点を当てると、コメントに深みが出ます。
例:
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「朝早く起きて、時間通りに行動できたね」
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「前よりも友達と話す回数が増えたね」
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「ちょっと苦手だった勉強も、前より取り組めるようになったね」
子どもって、自分でも気づかない成長がたくさんあるので、そこを“気づいてもらえる”とすごく嬉しくなるんですよね〜!
④家庭で起きた出来事を活かした例文
家庭での会話や行動も、キャリアパスポートのコメントには立派な材料になります。
【家庭での出来事ベースのコメント例】
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「〇〇の練習、毎日家で頑張っていたね。えらいよ!」
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「ごはんのあと、お皿を片付けてくれてありがとう」
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「お手伝いを自分からしてくれて、すごくうれしかったです」
家の中のちょっとしたことが、子どもの自己肯定感を上げるチャンスなんです!
⑤前向きな言葉で終えるコツ
コメントの締めくくりは、前向きな言葉で終えるのが鉄則!
【前向きな締めフレーズ】
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「来年も楽しみにしているよ」
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「これからも、〇〇なあなたでいてね」
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「また一緒にがんばろうね」
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「ずっと応援しているよ!」
エンディングの言葉ひとつで、コメント全体の印象が変わるので意識したいですね。
「見守ってるよ」「信じてるよ」というメッセージが伝わると、子どもは安心して自分らしく進んでいけますよ♪
⑥褒め言葉のバリエーション例
「すごいね」「がんばったね」だけではもったいない!
いろんな褒め言葉を使いこなして、子どもの心をくすぐってみましょう♪
【褒め言葉いろいろ】
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すばらしいね!
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かっこいいな〜!
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いつも助かってるよ
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本当にすごいと思う!
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あなたのやり方、いいね!
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よく工夫していたね〜!
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見てて感動しちゃった!
褒め言葉の引き出しが増えると、コメントを書くのが楽しくなってきますよ!
⑦「書けない…」を防ぐアイデア集
どうしても言葉が出てこないとき、書けないときの“ヒント”も用意しておきましょう。
【書けないときのアイデア集】
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写真を見返して、1年の出来事を思い出す
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子どもとの日常会話をメモしておく
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学校だよりや通信簿からキーワードを拾う
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「今のわが子の“推しポイント”は何か」を考えてみる
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過去のコメントを見直して「続き」のように書く
1年分の“親の想い”って、意外と日常に埋まっているんですよね。
焦らず、気持ちを言葉にしていきましょう!
キャリアパスポートの書き方と一年を振り返る保護者コメントの例文まとめ
キャリアパスポートの書き方に迷ったときは、まず「がんばったことを見つける」ところから始めてみてくださいね。
保護者コメントは長くなくても大丈夫。おうちで見ていた成長や努力を、子どもに伝わる言葉で書くだけで、十分に心が届きます。
一年を振り返って、できるようになったこと、小さな一歩、楽しかったこと――そういった積み重ねが、子どもの自己肯定感になります。
学年別の例文を参考にしながら、「あなたの成長をちゃんと見てるよ」っていう気持ちを込めて書いてみてください。
家での会話やエピソードも立派な材料になりますし、テンプレや褒め言葉の言い換えを活用すれば、誰でも素敵なコメントが書けます。
キャリアパスポートは、子どもと親のあたたかな記録。書くのがちょっと楽しみになる、そんな時間にしてみてくださいね。